最近デスクワークの方を中心に後頭神経痛の方が増えている印象です。
後頭神経痛とは名前の通り頭の後ろ側に起こる神経痛であり、デスクワークで同じ姿勢をとり続けることが多い方は特に要注意です。
この記事では後頭神経痛の特徴や治療について簡単にまとめます。
後頭神経痛とは
後頭神経痛とは頭皮の神経痛であり後頭部、頭頂部、耳の後ろから上方の側頭部に痛みが出てくる病気です。
頭部には頭の後ろから耳の周りにかけて大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経が走行しており、その部分の領域に痛みが出てきます。
症状の特徴として下記のようなものがあります
- 数秒~数分にわたって持続する痛みを繰り返す
- ズキンと刺すような、あるいは鋭い痛みがある
- ヘアブラシで髪をとかしたり、触れるだけで痛みがある
- 多くは片側の後頭部の痛み(両側の頭部が痛みこともあります)
- 後ろを向くだけで痛みを感じる
- 首と後頭部の境目あたりを指で押すと痛みを感じる部位がある
- 咳やくしゃみ、首を動かしたりすると痛みがある
後頭神経痛の原因は?
後頭神経痛の原因としては下記のようなものが考えられています。
- 精神的なストレス・疲れ
- 長時間のデスクワークや前屈みの姿勢でのスマホ操作
- 猫背などの姿勢や頚椎の変形
後頭神経痛の治療
後頭神経痛の治療には痛み止めや抗てんかん薬の内服、神経ブロックなどによる治療が行われています。
治療を行わなくても自然に良くなってしまう方もいらっしゃいます。
後頭神経痛は良くなる?
神経痛というと長年付き合っていく必要があるのかと思われるかもしれませんが、この病気の場合は多くの方は短期間で治ります。
ほとんどが数日中によくなりますが長期に続く場合もあり、その際にはより詳しい検査や治療を行う必要があります。
普段の生活で気を付けることは?
デスクワークなど同じ体勢を長時間とる方は特に下記のようなことに気をつけると良いでしょう。
- 姿勢を良くする
- リラックスする時間を持つ
- ストレスを抱え込まないようにする
- 冷たい風に当たらないようにする
まとめ
後頭神経痛について簡単にまとめましたがいかがだったでしょうか。
また後頭神経痛のような症状であっても、別の病気が隠れていることもあります。
症状が気になる方は一度近くの病院で相談してみてはいかがでしょうか。