これから暑い季節になってくると食中毒が増えてきます。
食中毒というとレストランや旅館などの飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生する危険が多く潜んでいます。
家庭における食中毒は症状が軽かったり、家族のうち全員は症状が出なかったりすると食中毒であると認識されていないケースも多いです。
この記事では簡単にできる食中毒の予防3選、またどういった人が特に気を付ける必要があるかということを説明します。
食中毒の予防3選
細菌をつけない
細菌をつけないためには手洗いが一番大切です。
調理前後やトイレにいった際にはこまめに手洗いを行いましょう。
また調理前の魚や肉などを触った際にも手洗いを忘れないようにしましょう。
細菌をふやさない
細菌を増やさないためには食品の保存方法に注意をする必要があります。
肉や魚、惣菜などは購入後には冷蔵庫に早めに入れましょう。
細菌をやっつける
菌をやっつけるためには加熱が有効です。
肉料理では特に中心部までよく加熱するようにしましょう。
食中毒の予防が特に大事な人とは
5歳未満の子供
子供は免疫システムが発達途中であり、病原体や病気と闘う力が大人と比べて弱いです。
5歳未満の子供ではサルモネラのよる食中毒では入院のリスクが3倍程度上がります。
また大腸菌O157に感染した5未満の子供は7分の1の確率で腎臓にダメージを負ってしまうという報告もあります。
65歳以上の高齢者
年を重ねると人間は食中毒の原因となる病原体を認識したり排除することができなくなってきます。
こういったことから65歳以上の方は食中毒のリスクが高いです。
65歳以上の方がサルモネラ、リステリア、大腸菌、カンピロバクターなどの食中毒へ罹患すると半数近くが入院を要するともいわれています。
妊婦
妊娠中はある特定の細菌に感染しやすくなります。
具体的にはリステリアへの感染は10倍増えるといわれています。
免疫力が低下する持病がある方
糖尿病や肝疾患、腎疾患、自己免疫疾患、抗癌剤治療中などで免疫力が低下していると、食中毒にかかりやすくまた重症化のリスクも高いです。
まとめ
食中毒は入院治療が必要なることもあり油断できない病気ですが、簡単に予防する方法はたくさんあります。
少しでも予防を意識することでも食中毒をかなり防ぐことができので、暖かくなってきたこれからの時期は是非実践してみてください。