麻疹が国内で流行しているとニュースになっています
特に小さいお子様がいる方や妊婦の方などは特に心配になるでしょう
この記事では麻疹の症状や治療、知っておきたいことをまとめたいと思います
コロナで人の行き来が減ったことで
2020年以降は年間で数人から数十人程度でしたが
海外からの持ち込みの麻疹患者が増加しています
麻疹とは麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症です
感染初期は発熱、鼻水、目やになど ここまではいわゆる風邪と同じ症状です
しかしその後一旦熱は下がりますが、再度高熱が出てその際に発疹がでてくる
これが麻疹の特徴です
麻疹の怖さは感染力の強さと合併症の2点だと思います
感染力は空気感染で人にうつります
空気感染とは咳やくしゃみをした飛沫で感染を起こすのは
通常1-2mくらいまでの距離ですが
空気感染を起こすウイルスの場合にはそれ以上の距離をウイルスが浮遊します
そのためより広範囲で感染が起こる可能性があるます
麻疹の合併症で命に関わるものとして肺炎や脳炎があり、
現在でも麻疹の合併症によって命を落とす危険性があります
麻疹の合併症を防ぐための治療薬はないため、
麻疹にかかってしまったら症状を抑える薬を使いながら、良くなるのを待つしかありません
また妊娠中に麻疹に罹患してしまうと流産や早産のリスクが上がってしまうと言われています
麻疹には合併症を防ぐ治療は存在しないため、予防のためのワクチンが重要です!
生涯で2回麻疹ワクチンを接種すれば、基本的には麻疹に十分な免疫を持つことができると言われています。
ご自身の母子手帳を見ていただくと確認できると思います
ワクチン摂取歴が不明な方や麻疹に罹患した記録がある方は
抗体検査をすることで追加のワクチン接種が必要かを判断することができます
またワクチンを接種していない方が麻疹患者に接触した際には
72時間以内にワクチンの接種をすることで、発症を予防できる可能性があります
大人の方は麻疹ワクチンについて一度母子手帳で確認してみてはいかがでしょうか
お子様には決められた適切な時期でのワクチン接種をお勧めします