便秘は大人だけでなく子供にもよくみられます。
一般的には排便回数が少ない(週2回以下)、排便痛、排便時の出血、腹痛、腹部膨満感などの症状があると便秘と考えられます。
子供の場合は大人と違い、便秘の原因となる大きな病気が隠れていることは稀で、ほとんどが体質的なものです。
お子さんが急に便秘になった場合には、環境の変化や風邪などによる食事摂取量の低下など一時的なことが多いです。
慢性的な便秘の場合には新生児乳児では哺乳量の低下、年長児からは偏食やダイエット、ストレスなどによる心因性、鎮咳薬などによる副作用など色々な原因が考えられます。
子供の便秘も大人と同様に規則正しい生活をして、朝食をゆっくりと摂ることが大切です。食物繊維の少ない食事やお菓子やジュースばかりを飲んでいると、なかなか良くなりません。
生活習慣の見直しでも便秘が改善しない場合には薬による治療が必要です。
浣腸や便秘の薬が癖になることはないので、柔らかいうんちが継続して出せるまではしっかり続ける必要があります。
便秘の薬の中でも、乳幼児にはマルツエキスがおすすめです。麦芽糖を主成分としており副作用の心配が少なく、また甘いためよく飲んでくれます。
私自身もミルクに混ぜて時々飲ませていました。
全国の薬局で買えると思うので、お子様の便秘でお困りの方は試してみても良いかもしれません。