日本の高血圧症患者は約4300万人と考えられており、放置すると脳血管障害や心疾患などの重篤な病気に繋がってします怖い病気です。
特に高齢(65歳以上)、男性、喫煙、脂質異常、肥満(BMI≧25)、糖尿病、メタボリック症候群、若年発症の心血管病の家族歴がある場合は注意が必要です。
しかし軽度の高血圧症では自覚症状がないことが多く、定期検診などをしっかりと受けて早期に治療を受けることが大切です。
安静時の収縮期血圧が140mmHg、拡張期血圧が90mmHgを超えると高血圧症とされ、治療が必要となります。
高血圧症の治療目標は個人毎に異なりますが、家庭での血圧が75歳以下の方や脳血管障害や冠動脈疾患がある方が125/75mmHg、75歳以上の方は135/85程度が目安となります。診察時には緊張もあり血圧は上がってしまうため、診察時にはおおよそ➕5程度が目安となります。
血圧の数値は運動や会話だけでも上下してしまうため、血圧は測定は安静時に行う必要があります。
また血圧の薬を飲み始めてすぐに下がらなくても、一喜一憂せずに長い目でみて血圧の推移を見ていく必要があります。